【カサドリス戦奏術】
(テラスティア大陸・ザルツ地方)- 入門条件
- 50名誉点
入門条件:50名誉点
【カサドリス戦奏術】は、フェンディルで伝説とまで言われ、語り継がれているふたり組の吟遊詩人が編み出したものです。
彼らの出自は、タマフ=ダツエの民(→29)であり、その思想を受け継いでいました。彼らの奏でる音楽は情熱的かつ前衛的でした。激しく身体を動かし、楽器をかき鳴らすスタイルが若者を中心に人気を集め、一時代を築きました。
“カサドリズ”のコンビ名で知られたこのふたりは、よく知らぬ者からは同一視されていましたが、実際には性格は異なっており、演奏時の役割にもルーズながら分担がありました。
派手なアクションと激しい歌声で熱狂を煽ったハインツと、確かな演奏で旋律をがっちりと支えたハルターです。私生活でも、ハインツが多数の浮き名を流した一方で、ハルターは生涯、ひとりの妻だけを愛し続けたとされています。
後年、“カサドリズは、驚くほどの回数を戦地、それも最前線で目撃されています。彼ら自身の性情なのか、あるいは、より音楽の高みを目指してか、死地に身を置くことそのものを求めたのだろうと言われています。
いずれにせよ、彼らは【タマフ=ダツエ流浪戦瞳】(→29頁)の技を応用し、楽器演奏と戦闘とを同時に行う術をいくつか編み出しています。楽曲や演奏スタイルとともに、これらの技もまた、熱狂的なファンや彼ら(主にハインツ)の子孫を名乗るものによって受け継がれています。
流派装備
流派装備
若き日の“カサドリズは、自身の音楽を追究する中で、くマナドーラ>(→31頁)と呼ばれる魔法の弦楽器を開発しました。
“熱狂の”ハインツは、しばしば、自らこの楽器を叩き壊し、演奏のクライマックスを飾っていました。
【カサドリス戦奏術】の伝承者は、これと、これの小型版である<マナドリン>(→31頁)の製法を受け継いでおり、入門者に販売しています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
マナドリン | 16/19 | 〈メイス〉B | 5,350 +20名誉点 | 楽器として使える。壊すと魔法ダメージを与える |
マナドーラ | 16/19 | 〈メイス〉B | 5,650 +20名誉点 | 楽器として使える。壊して魔法ダメージを与える。 |
秘伝
《線上を歩く者》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 何らかの呪歌の効果範囲内にいる場合
- 使用
- -
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 効果
次の手番の開始時まで回避力判定に+1のボーナス修正を受けます。
《言の葉は破れ散る》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 何らかの呪歌の効果範囲内にいる場合
- 使用
- -
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 効果
次の手番の開始時まで精神抵抗力判定に+1のボーナス修正を受けます。
《我、今日に生きはせず》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- -
- 限定条件
- -
- 使用
- 基礎特技に準ずる
- 適用
- 1回の近接攻撃または演奏
- リスク
- なし
- 概要
- 効果
近接攻撃または演奏、どちらかを主動作で行うときに宣言し、その1回に有効です。
近接攻撃時に宣言したならば、その直後に呪歌または終律を演奏できます。逆に、演奏時に宣言したならば、その直後に近接攻撃を行えます。キャラクターが1ラウンドに複数回の特技宣言が行える能力を持っていても、この追加の演奏や近接攻撃にさらにこの秘伝を宣言することはできません。
呪歌もしくは終律の演奏を行うための条件は満たしていなければならず、移動の種別も「制限移動」に限られます。
《我が魔琴は静に咽ぶ》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- -
- 限定条件
- -
- 使用
- 基礎特技に準ずる
- 適用
- 1回の魔法行使または演奏
- リスク
- なし
- 概要
- 効果
魔法行使または演奏、どちらかを主動作で行うときに宣言し、その1回に有効です。
魔法行使時に宣言したならば、その直後に呪歌または終律を演奏できます。逆に、演奏時に宣言したならば、その直後に魔法を行使できます。キャラクターが1ラウンドに複数回の特技宣言が行える能力を持っていても、この追加の演奏や魔法行使にさらにこの秘伝を宣言することはできません。
魔法行使と呪歌もしくは終律の演奏を行うための条件は満たしていなければならず、移動の種別も「制限移動」に限られます。