スターチス・クレセント
- 知名度
- 17
- 形状
- 三日月型の斧
- カテゴリ
- 〈アックス〉A
- 製作時期
- 魔動機文明
- 概要
- 装備者の意志によって大きさが変化する。ルーンフォークの加齢を抑制する
- 効果
-
第8世代の魔剣です。
魔動機文明時代になってからの、最初の魔剣の世代と言われます。さまざまな実験的、野心的作品が存在し、高性能魔動機として異彩を放っています。
中には、望まざる、とんでもない能力を持ってしまった「失敗作」も存在します。
三日月型をした黄金色の刃に、薄紫色の長い柄を取り付けた大鎌です。柄の両端には、歪な植物を思わせる突起があります。[補]クレセント・ムーン
〈スターチス・クレセント〉は、装備者の意思に従って大きさが変化します。
必要筋力を1~13の間で任意に変化させることができ、威力は必要筋力の2倍になります。
この必要筋力と威力の変更は、武器の変更と同じく、主動作の前にだけ行える補助動作です。
なお、初期値が必要な場合は、2dして必要筋力を決定してください。[常]ビエンナの慈愛
使用者が『種族:ルーンフォーク』の場合、この武器を所持している間、加齢は10分の1の速度になります。この武器を手放せば、通常通り加齢されます。
用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 射程 備考 1H 1〜13 1 2〜26 11 1
由来・逸話
《スターチス・クレセントについて》
魔動機文明時代後期、主人を求めてラクシア中を放浪し、行く先々で人々を危機から救ったと伝えられる女性型ルーンフォーク、スターチスが持っていたとされる魔剣です。
危険な幻獣であったり、蠢くアンデッドであったり、あるいは、端的に「悪人」であったり、放浪のスターチスが、これらから民人を救ったとする逸話は、驚くほど多数が存在し、現在にも語り継がれています。
もし、そのすべてが正しいとするならば、彼女は150年近くに亘って旅を続けていたことになり、一般的なルーンフォークの寿命を大きく逸脱します。
また、事件と遭遇する確率も異様な高さになってしまいます。
そのため、一般には、今ある一連の伝説は、複数の者による功績が混在し、完全な創作も付け加えられたものと思われています。
しかし、彼女の逸話をすべて信じ、今なおスターチスは放浪を続けてい る、あるいは、ついに主人を見つけて、安らかに過ごしていると信じる者もラクシアには存在しています。
伝説の真実は、魔剣<スターチス・クレセント)が握っています。この魔剣は、天折した娘を偲び、ルーンフォーク、スターチスを創造した魔動機師が、彼女のために作り出したものであり、ルーンフォークの加齢を和らげる効果を持っています。その魔動機師ビエンナの亡き後、スターチスは新たな主人を求めて放浪の旅に出たのです。
現在、スターチスの消息は不明で、く大破局>に巻き込まれ、死亡したと言じられています。しかし、もし生き延びていたならば、くクレセント)の能力をもってすれば、いまだに彼女が稼働し続けていても、不思議はありません。真実はすべてく大破局>の混沌に隠されてしまいました。