ゆとシートⅡ for SW2.5

【アウリア流錬晶剣術】 - ゆとシートⅡ for SW2.5

【アウリア流錬晶剣術】

(アルフレイム大陸)
入門条件
50_名誉点

若き天才錬金術師「アウリア・リューゼン」が、自身の鍛錬の末に創始したのが流派です。
「あらゆる物質を意のままに創造する」という全錬金術師の目標を早々に不可能と断じた彼女は、第一物質から魔法的な力を引き出すという性質に注目しました。その結果生み出されたのが《アウリア流錬晶剣術》です。

アウリア流錬晶剣術は、魔法文明時代に存在した職業、魔器使いアーティザンの技術理論を再構築し、魔動機文明時代に成立した剣術流派です。かつての魔器使いアーティザンは、武具に呪印を刻み、魔力を用いて一時的な性質を付与することで知られていました。これらの技術は魔法文明の崩壊と共に失伝しましたが、散逸した資料や遺物の調査、ならびに魔動機文明にて発展した賦術理論との照合を経て、独自の戦闘体系として再誕を果たしました。

この流派では、専用の結晶剣――いわゆる「錬晶剣」に対し、あらかじめ賦術による魔力を封じ込めることで、状況に応じた戦術的運用を可能としています。錬晶剣は一種の触媒であり、剣そのものに複数の賦術を重ねて蓄積し、戦場での展開に応じて段階的あるいは瞬間的に解放する機構を備えています。特に戦いにおいては、刻印された賦術と連動した運用が重視され、高度な知識と経験を必要としています。

この剣術体系は、旧時代の理念を色濃く受け継いでいる都合上、魔法文明の残光と賦術の革新を交差させた流派として、学術的・実践的両面から注目を集めつつある存在です。

流派装備

彼女は異端扱いされ、自身の国を追放されたとされていますが彼女は自らの手で剣を振るい、その果てに<錬晶剣>を創造しました。
アウリア自身の手によって大陸各地に製造方法の記録が遺されているため、珍しく<錬晶剣>の製造方法は確立しています。とはいえ、現代の技術では量産するのは難しく、現状では優れた錬金術師として実力を兼ね備えた者のみが購入と使用を認められています。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
錬晶剣リスト 16 〈ソード〉B~SS 6,800~
+50名誉点
<アルケミーキット>として賦術を使用可能。賦術を蓄積・解放する。

秘伝

装備限定:<練晶剣>の秘伝効果は「練晶巨剣」でも同様に宣言可能です。【アウリア流練晶剣術】の流派装備は同秘伝の装備限定条件を満たすものとして解釈してください。

《抽出ノ心得》

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
アルケミスト技能5lv以上
限定条件
なし
使用
-
適用
-
リスク
-
概要
<錬晶剣>での攻撃が命中時、マテリアルカードを獲得
効果

錬金術師は<錬晶剣>での攻撃を命中させ「1」点以上のダメージを与えたとき、そのキャラクター(部位)の戦利品に対応した<マテリアルカード>を入手します。複数を攻撃する場合にはそのうちの一体を選んで効果を適応します。入手できる<マテリアルカード>にはランクの上限が設定されており、ランクの上限を超えた<マテリアルカード>は入手できません。その場合はランク上限の<マテリアルカード>を入手します。
取得できる<マテリアルカード>のランク上限は錬金術師のアルケミスト技能Lvによって変動します。

アルケミスト技能lvランク上限
5ランクA
9ランクS
11ランクSS

この効果は1Rに1度しか宣言できず、<マテリアルカード>の入手は1キャラクター(部位)に対して1度しか試みることができません。

補遺.戦利品が存在しない場合の処理

戦利品が設定されていないキャラクターへの処理は対象のLvと分類を基準とします。
分類:妖精にはルール上戦利品が存在しないため、記述していません。

獲得できる色分類
動物、幻獣、蛮族、人族
植物
魔法生物、魔動機
アンデッド、魔神
その他
補遺.戦利品は存在するが獲得できるマテリアルカードが設定されていない場合の処理

<粗製のマテリアルカード>の処理に従い戦利品の価格帯によって決定します。

ランク戦利品売却価格
B10-99G
A100-999G
S1000-9999G
SS10000-G

《練晶ノ心得》

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
なし
限定条件
<練晶剣>
使用
適用
リスク
なし
概要
《インスタントウェポン》を拡張し、練晶剣を強化する。
効果

錬金術者が《インスタントウェポン》で武器を作製するとき、通常通り武器を作成するのではなく、装備している練晶剣を強化することを選べます。(通常通り作成する場合には、後述の効果は適応できません。)

各色のマテリアルカードを消費することで練晶剣を強化することができます。
追加の効果についてはカードの色とランクによって異なります。使用するカードのランクはそれぞれ異なるものを使用しても、同一のランクのものを用いても構いません。一方で、《インスタントウェポン》に使用するマテリアルカードは「武器の強化に使用したマテリアルカードのうち最上ランクのもの」を消費しなければなりません。

SS
追加ダメージ+1追加ダメージ+2追加ダメージ+3追加ダメージ+6
なし命中+1命中+2命中+3
威力+5威力+10威力+15威力+30
なしc値-1C値-1, 威力決定の出目を一度目だけ+1C値-2, 威力決定の出目を一度目だけ+1

《色環ノ刻印》

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
なし
限定条件
<練晶剣>
使用
-
適用
-
リスク
なし
概要
1Rに1度、抵抗:任意の賦術を使用できる
効果

1Rに1度、補助動作を用いて抵抗:任意かつ対象:1体の賦術を<練晶剣>に使用できます。この効果は賦術の使用回数にカウントされません。
<練晶剣>に対して使用された賦術は蓄積されます。蓄積した賦術の効果は3分(18R)が経過するか、解放を宣言するまで持続します(この時点では賦術は何の効果も及ぼしません)。

蓄積した賦術の効果は手番の間に補助動作で解放し、発動することができます。この時、元の形状によらず形状:接触として扱われます。
《色環ノ刻印》《色環ノ呪印》で蓄積できる賦術は1つまでです。新しく<練晶剣>に賦術を使用した場合、古いものの効果が消失します。

《色環ノ呪印I》

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
なし
限定条件
<練晶剣>
使用
-
適用
-
リスク
なし
概要
1Rに1度、抵抗:短縮の賦術を発動できる
効果

1Rに1度、補助動作を用いて抵抗:短縮かつ対象:1体の賦術を<練晶剣>に使用できます。この効果は賦術の使用回数にカウントされません。
<練晶剣>に対して使用された賦術は蓄積されます。蓄積した賦術の効果は3分(18R)が経過するか、後述の手段で解放されるまで持続します。

蓄積した賦術の効果は錬金術師が<練晶剣>による近接武器攻撃を命中させた際に宣言する事で解放されます。この時、もとの形状によらず形状:接触として扱われます。
対象は通常通り賦術を使用されたものとして抵抗判定を行い、処理を行います。
《色環ノ刻印》《色環ノ呪印》で蓄積できる賦術は1つまでです。新しく<練晶剣>に賦術を使用した場合、古いものの効果が消失します。

《色環ノ呪印II》

必要名誉点
50
タイプ
常時型
前提
<色環の呪印I>、アルケミスト技能Lv7
限定条件
なし
使用
-
適用
-
リスク
なし
概要
追加でマテリアルカードを消費し、達成値を上書きする
効果

<色環の呪印I>に加えて賦術を蓄積する際に、追加で「本来消費するマテリアルカード」に加えて「1」枚追加で同じカードを消費する事で、蓄積する賦術の達成値を上書きすることができます。錬金術師は賦術の基準値を用いて判定を行い、蓄積された賦術の達成値とします。(この出目が1.1だった場合達成値は0として扱いますが、賦術の使用そのものは補助動作で自動成功しています。)
追加で消費するマテリアルカードは同じ色とランクでなければなりません。

《変晶・連環のソティス》

必要名誉点
100
タイプ
《マルチアクション》変化型
前提
なし
限定条件
<練晶剣>
使用
-
適用
1回の近接攻撃
リスク
命中力-1
概要
対象:全エリア(半径30m)の賦術と近接攻撃を同時に行う。
効果

秘伝使用者は、対象:全エリア(半径30m)の賦術と近接攻撃を1回ずつ行うことができます。ただし、その命中力判定1回に-1のペナルティ修正を受けます。また、この秘伝で使用する賦術は通常通りの賦術の使用であり、賦術の使用回数にカウントされることに注意してください。

《変晶・始原のレガリア》

必要名誉点
100
タイプ
《魔力撃》変化型
前提
-
限定条件
-
使用
ファイター技能 or フェンサー技能 or バトルダンサー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
生命・精神力抵抗判定-2/5色のカードを消費
概要
5色のカードを使用して攻撃
効果

<練晶剣>による近接攻撃を行う時に宣言し、その攻撃1回に有効です。このとき、同じランクの5色のカードをそれぞれ1枚ずつ消費する必要があります。また、リスクとして自身の次の手番開始時までに生命・精神抵抗力判定に-2のペナルティ修正を受けます。

攻撃が命中すると与えるダメージを「+賦術の基準値×カードのランク倍率」します。複数を攻撃する場合にはそのうちの一体を選んで効果を適応します。《賦術強化》は賦術の基準値が増加しているものとして処理してください。(1-2点与えるダメージが増加します。)

ランク倍率
B0.5
A1.0
S3.0
SS5.0

製作者:シャルロット